Automates 操作説明書

面積計測 & 概算見積支援Webアプリ|Version 3.0|2026年4月

目次
1. Automatesとは 2. ログイン 3. 基本的な流れ(クイックスタート) 4. 画面構成 5. 画像・PDFの読み込み 6. 縮尺の設定 7. 図面の移動・ズーム 8. 部屋の描画 9. 開口部(ドア・窓)の設定 10. 距離計測 11. プロパティの設定 12. 計測結果の見方 13. 集計表示 14. 現場管理 15. CSV出力・データ書出 16. データ学習 17. iPad・タブレット操作 18. キーボードショートカット 19. よくある質問

1. Automatesとは

Automatesは、建築図面や現場写真から天井巾木の面積を計測し、内装仕上げ工事の概算見積を支援するWebアプリケーションです。

ブラウザだけで動作し、インストール不要。PDFの図面をそのまま読み込んで拾い出しができます。

主な特徴


2. ログイン

Automatesにアクセスすると、パスワード入力画面が表示されます。

1
パスワードを入力

管理者から共有されたパスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。

2
作業開始

認証が通ると、メイン画面が表示されます。同じブラウザタブを開いている間はログイン状態が維持されます。

タブを閉じると再度パスワード入力が必要です。ブックマークしておくとアクセスが便利です。

3. 基本的な流れ(クイックスタート)

5分でわかる基本操作

以下の5ステップで図面から面積を拾い出せます。

① 画像/PDF読込 ② 縮尺設定 ③ 部屋描画
④ 開口部設定 ⑤ 集計・CSV出力
1
画像/PDFを読み込む

平面図のPDFや写真をドラッグ&ドロップ、またはヘッダーの「画像/PDF読込」ボタンで読み込みます。

2
縮尺を設定する

ツールバーの「縮尺設定」→ 図面上の既知の寸法の両端をクリック → 実寸法をmm単位で入力します。

3
部屋を描画する

「部屋描画」→ 部屋の角をクリックしてなぞる → 始点に近づくと自動で閉じる → 部屋名を入力します。

4
開口部を設定する

部屋を選択 → 右パネルの開口部「+ 追加」→ ドア・窓のサイズを入力。壁面積と巾木から自動で減算されます。

5
集計・出力する

「集計表示」で全部屋の計測結果を一覧表示。「CSV出力」で見積書に転記できるファイルをダウンロードします。


4. 画面構成

画像/PDF CSV データ学習 保存 現場管理 部屋一覧 事務所A 会議室B 廊下 [集計表示] 選択 移動 部屋描画 縮尺 計測 回転 + - 事務所A 会議室B プロパティ 天井高2500 ロス率5% 計測結果 24.5 ㎡ 天井24.5 ㎡ 48.2 ㎡ 巾木19.3 m 操作ガイド: 部屋の角をクリックして頂点を打ってください  X: 245 Y: 312 ヘッダー 部屋一覧 キャンバス プロパティ ツールバー
エリア位置説明
ヘッダー上部画像読込・CSV出力・データ学習・保存・新規現場・現場管理・リセット・ヘルプ
部屋一覧パネル左側物件名・階数の入力、描画した部屋の一覧、集計表示ボタン
キャンバス中央図面を表示し、部屋の描画や操作を行うメインエリア
ツールバー中央上部選択・移動・縮尺設定・部屋描画・開口部・計測・回転・ページ移動・ズーム
プロパティパネル右側選択中の部屋の詳細設定と計測結果。メモ・備考タブあり
ステータスバー下部操作ガイドとマウス座標の表示

5. 画像・PDFの読み込み

対応ファイル形式

形式拡張子備考
PDF.pdf複数ページ対応。ページ送りボタンで切替可能
JPEG.jpg, .jpeg現場写真・スキャン画像
PNG.pngスクリーンショット等
BMP.bmpビットマップ画像

読み込み方法

  1. ドラッグ&ドロップ: ファイルを中央のキャンバスエリアにドラッグして離す
  2. ボタン: ヘッダーの「画像/PDF読込」ボタンをクリックしてファイルを選択

読み込みと同時に、自動的に新しい現場として「現場管理」に登録されます。

PDFのページ切替

PDFを読み込むと、ツールバーにページナビゲーション(< 1/3 >)が表示されます。各ページに描画した部屋・縮尺設定はページごとに管理されます。

図面のPDFは通常1ページに1フロア分の平面図が入っています。各ページで個別に縮尺設定を行ってください。

写真モード

JPEG等の画像を読み込むと「写真モード」で開きます。写真はパースペクティブ(遠近感)があるため、図面PDFより精度が落ちます。概算の目安としてお使いください。


6. 縮尺の設定

正確な面積を計算するために、最初に必ず縮尺を設定してください。

5,000 縮尺設定デモ 5,000 mm 実寸法を入力 5000 mm ✓ 縮尺設定完了: 1px = 13.16mm
1
ツールバーの「縮尺設定」をクリック

カーソルが十字に変わります。

2
図面上で既知の寸法の両端を2回クリック

例: 寸法線の端と端、柱の中心間など、実際の長さがわかっている部分を選びます。

3
実寸法をmm単位で入力

例: 5mの壁なら「5000」と入力して「設定」を押します。

設定完了後、ツールバーに「縮尺: 1px = ○.○○mm」と表示されます。

複数回の縮尺設定(精度向上)

縮尺設定は何度でも追加できます。複数の箇所で設定すると、平均値が使われて精度が向上します。

縮尺設定の精度が計測結果に直結します。なるべく長い距離で設定すると誤差が小さくなります。
異なるページのPDFでは、ページごとに縮尺設定が必要です。

移動(パン)

操作方法説明
右クリック + ドラッグどのツール選択中でも図面を移動できます。最も手軽な方法です。
Space + ドラッグスペースキーを押しながら左クリックドラッグ。
「移動」ツールツールバーの「移動」を選択して左クリックドラッグ。
中ボタンドラッグマウスの中ボタン(ホイール押し込み)でドラッグ。

ズーム

操作方法説明
マウスホイール上に回すとズームイン、下に回すとズームアウト。
ツールバー + -ボタンでズームイン/アウト。
「全体」ボタン図面全体が画面に収まるようにズームを調整します。

図面の回転

ツールバーの回転ボタン(↻)で図面を90度ずつ回転できます。縦向きの図面を横にしたい場合などに使います。


8. 部屋の描画

部屋描画デモ 事務所A 24.5 ㎡
1
「部屋描画」ツールを選択

ツールバーの「部屋描画」をクリック、または左パネルの「+ 追加」ボタンを押します。

2
部屋の角をクリックして頂点を打つ

部屋の外周を時計回りまたは反時計回りにクリックしていきます。青い線でプレビューが表示されます。

3
描画を確定する(3つの方法)

(a) 始点をクリック - 最初の頂点に近づく(20px以内)と自動的に閉じます
(b) Enter キーを押す
(c) 右クリックする

4
部屋名と用途を入力

ダイアログで部屋名(例: 事務所)と用途区分を入力して「OK」を押します。

描画した部屋は色付きのポリゴンとして表示され、中央に部屋名と面積が表示されます。

描画を途中でやめたい場合は Esc キーを押してください。
最低3点が必要です。2点以下の場合は確定できません。

部屋の選択

「選択」ツールの状態で部屋のポリゴン内をクリックすると、その部屋が選択されます。左パネルの部屋一覧からもクリックで選択可能です。

部屋の削除

部屋を選択した状態で Delete キーを押すか、右パネル下部の「この部屋を削除」ボタンで削除できます。

部屋名の変更

部屋を選択して、右パネルの「部屋名」欄で名前を変更できます。変更は即座に保存されます。


9. 開口部(ドア・窓)の設定

壁面積巾木の長さからドア・窓を控除するために使います。

開口部設定デモ 事務所A 🚪 片開きドア W900 x H2000 窓(大)W1700 開口部一覧 片開きドアx1 窓(大)x1 壁面積計算 周長 x 天井高48.2㎡ - ドア控除-1.8㎡ - 窓控除-2.0㎡ 壁面積(実)44.4㎡

追加方法

  1. 部屋を選択 → 右パネルの開口部セクション「+ 追加」ボタン
  2. プリセットを選択するか、カスタムでサイズを入力

開口部プリセット

種類幅 (mm)高さ (mm)
片開きドア9002,000
両開きドア1,8002,000
引き戸1,7002,000
窓(大)1,7001,200
窓(小)800800
FIX窓600600
カスタム任意任意

プリセットを選ぶと幅・高さが自動入力されます。数量を変えれば同じ開口部を複数まとめて設定できます。

控除の計算方法


10. 距離計測

部屋の描画とは別に、任意の2点間の距離を計測できます。

1
ツールバーの「計測」をクリック

カーソルが十字に変わります。

2
始点と終点を2回クリック

図面上の2点をクリックすると、その間の距離(mm単位)が表示されます。

計測結果は図面上にラインとラベルで表示され、データとして保存されます。

計測機能は、縮尺設定の精度を確認するためにも活用できます。

11. プロパティの設定

部屋を選択すると、右パネルに以下の設定項目が表示されます。

項目初期値説明
部屋名入力値後から変更可能。即座に保存されます
自動割当カラーピッカーで変更可能
天井高2,500mm壁面積の計算に使用
勾配0度勾配天井の場合に角度を入力。天井面積が補正されます
ロス率5%材料のロスを見込んだ率。計測結果に上乗せされます
用途区分事務所事務所/廊下/会議室/トイレ/EVホール/階段/倉庫/エントランス/店舗/居室/その他
計測部位全ON床/天井/壁/巾木のチェックボックス。不要な部位はOFFに
部屋メモ空欄この部屋に関する備考(使用材料など)

メモ・備考タブ


12. 計測結果の見方

カード計算式単位
床面積■ 青ポリゴン面積 × ロス率
天井面積■ 紫ポリゴン面積 ÷ cos(勾配角度) × ロス率
壁面積■ 緑(周長 × 天井高 - 開口部面積) × ロス率
巾木■ 黄(周長 - 開口部幅) × ロス率m
ロス率が0%より大きい場合、「計測結果(ロス○%込)」と表示されます。

13. 集計表示

左パネル下部の「集計表示」ボタンを押すと、全部屋の計測結果を一覧表で確認できます。

集計画面から直接「CSV出力」も可能です。


14. 現場管理

複数の現場を得意先別に整理して管理できる機能です。

現場管理を開く

ヘッダーの「現場管理」ボタンをクリック。パネル外をクリックすると閉じます。

新しい現場の作成

現場の切替

得意先フォルダ内の現場名をクリックすると、その現場のデータが復元されます。PDFもページ切替可能な状態で復元されます。

ブラウザのキャッシュクリアでデータが消えます。重要なデータは「保存」ボタンでバックアップしてください。
操作するたびにデータは自動保存されます。

15. CSV出力・データ書出

CSV出力

ヘッダーの「CSV出力」で、部屋ごとの面積・開口部・合計を含むCSVファイルがダウンロードされます。Excelで開いてそのまま見積書に転記できます。

データ書出(JSON)

「データ書出」で構造化データ(JSON形式)が出力されます。Claudeに読み込ませて見積書の自動作成や分析に活用できます。


16. データ学習

積算データを蓄積して、将来の自動見積精度を向上させるための機能です。

1
積算を完了する

部屋の描画・開口部の設定・縮尺設定がすべて済んだ状態にします。

2
「データ学習」ボタンをクリック

プレビューが表示されます。得意先・現場名・部屋数・面積合計を確認します。

3
「登録する」をクリック

ブラウザ内の学習データベースに蓄積されます。JSON書出/取込も可能です。

データを蓄積すればするほど、Claudeによる自動分析の精度が上がります。

17. iPad・タブレット操作

Automatesはタッチ操作に対応しています。iPad等のタブレットでも使用できます。

タッチ操作デモ ☞ タップ = 頂点を打つ ☞ ドラッグ = 図面を移動 ☞ ピンチ = ズーム

基本操作

操作ジェスチャー説明
タップ1本指で短くタッチマウスクリックと同じ。頂点を打つ・部屋を選択する
パン(移動)1本指でドラッグ図面を移動する(長めにスライド)
ズーム2本指でピンチ2本指を開くとズームイン、閉じるとズームアウト
ダブルタップ1本指で素早く2回タップ部屋描画の確定(始点を閉じる)

タップとドラッグの判定

指を置いてから離すまでの動きが少ない(12px以内)かつ短い(0.3秒以内)場合はタップ。それ以上動くとドラッグ(図面移動)になります。

タブレットでの部屋描画は、各頂点を「短くトン」とタップしてください。
画面の広いPCでの利用を推奨します。タブレットは横向きでのご使用をおすすめします。

18. キーボードショートカット

キー機能
Enter部屋描画の確定
Esc描画キャンセル / 選択ツールに戻る
Delete / Backspace選択中の部屋を削除
Space + ドラッグ図面の移動(パン)
右クリック + ドラッグ図面の移動(パン)
マウスホイールズームイン/アウト
中ボタン + ドラッグ図面の移動(パン)

19. よくある質問

Q. PDFが読み込めない

インターネット接続が必要です(PDF.jsライブラリをCDNから読み込むため)。

Q. 面積が実際と合わない

縮尺設定の精度を確認してください。なるべく長い寸法線で設定するのがコツです。複数回設定で平均化すると精度が上がります。

Q. 描画を間違えた場合は?

部屋を選択して削除し、描き直してください。

Q. 複数階の図面を扱いたい

PDFが複数ページの場合はページ送りで切り替え。各ページの部屋は独立して管理されます。

Q. データが消えた

ブラウザのキャッシュクリアで消える可能性があります。定期的に「保存」ボタンでバックアップしてください。

Q. 別のPCで続きの作業をしたい

「保存」ボタンでファイルに書き出し、別のPCで「読込」から取り込んでください。

Q. iPadで使える?

はい。タッチ操作対応です。ただし画面の広いPCでの利用を推奨します。

Q. 現場のデータが混ざってしまう

「現場管理」で得意先別・現場別にデータが分離保存されています。


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